2016年1月5日火曜日

のんのコーヒー

のんのコーヒーが完成しました。
船倉さんとコラボしました。



デザインをさせていただきました。



「おかげさま」。
若い方はあまり使わない言葉かもしれません。もともとは仏教語と聞いたことがあります。
漢字で書くと「御陰様」。
「陰」に感謝の心で「御」と「様」をつけて丁寧にした言葉。
「陰」とは目に見えない仏様やたくさんのつながりのこと。
その仏様やつながりに感謝をしていく言葉が「おかげさま」です。




浄土真宗の熱心な門徒であった詩人の金子みすゞさんの『星とたんぽぽ』

青いお空のそこふかく、
    海の小石のそのように、
 夜がくるまでしずんでる、
    昼のお星はめにみえぬ。
 見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ
    ちってすがれたたんぽぽの、
    かわらのすきにだァまって、
 春のくるまでかくれてる、
    つよいその根はめにみえぬ。
 見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。」


サン・テグジュペリの『星の王子さま』の小説の中の言葉で

「一番大切なものは、目に見えないのだ」
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」  

とあるように、目に見えないものが実は大切なことが多いです。


その見えないものに気付かせていただき、味わった言葉が「おかげさま」という言葉です。

阿弥陀様に見守られ、たくさんのつながりによって私が今日まで生かされており、お育ていただいております。

「おかげさま」と気付くことのできる眼を持ちたいですね。







船倉さんは真光寺近くにある自家焙煎の喫茶店です。風向き次第ではコーヒーの焙煎の良い香りが真光寺までやってきます。
船倉さんは私の弟の慶樹が産まれた年(昭和63年)にオープンした喫茶店。

私が小さい頃、父と母が私を寝かせた後に二人で船倉さんにコーヒーを飲み行く時にかぎって私が泣いて起き、祖母を困らせていたらしいです。





のんの会のために快くコラボしてくださり、前回ののんの会のケーキを作ってくださった船倉さんにお礼の色紙。
http://ryuonzan-shinkouji.blogspot.jp/2015/12/blog-post_26.html?m=1


『ありがとうございました』の字はのんの会の子どもたちが心を込めて一文字ずつ交代で書きました。

一缶1300円。
買っていただくとのんの会に150円寄付されます。


修正会の時に「お寺に置いてくれたらいいのに」とご門徒さんがおっしゃってたので、今日から真光寺に置いております。

豆が挽いてあるタイプと挽いてないタイプと二種類用意しています。




縁ある方へ『おかげさま』とプレゼントにお使いくだされば有難いです。






船倉さん有難うございました。

船倉さんのホームページはこちら↓