昨日は私の祖母である前坊守久子の7回忌のご法事。
親戚、御門徒さんのおかげで有難いことに賑々しく、ご法事を勤めることができました。
たまにご門徒さんに
「お寺さんは自分たちの法事は自分たちでできるから簡単でいいね。」と言われますが、そんなことはないです。
まず自分たちで導師やご法話をすることはないです。
写真の通り、僧侶が七人の出勤。
これだけでもなかなかないのでは?
「ご法事で〇〇人、お坊さんをお願いします」と言われたことは一度もないです。
親族もできるだけ子どもや孫たちにもご縁に遇ってもらいます。滅多にない仏縁ですので。今回はひ孫までお参り。ひ孫にとっては会ったことのない祖母のご法事。しかし、祖母はひ孫も見守ってくださっています。
また外陣に座る我々親族はお経を読んでるあいだ、何もしないということはないです。
自らの口で導師に合わせて、一緒に大きな声でお勤めさせていただきます。
たまにご門徒さんのご法事でも一緒にお勤めされる有難いご法事があります。本来は一緒にお勤めをするものです。
そして、内藤昭文先生のご法話。
1時間ほどの長めのご法話をいただきます。
法事全体の時間も3時から5時までと法要のように長めに勤まります。
法事を迎えるまでにも準備を何日も前からいろいろとします。
お寺であるからこそ、法事に対しては丁寧にしているつもりです。
自分たちでお勤めをして、簡単に済ませるということはしません。
たくさんの方と前坊守久子の7回忌のご法事をご縁に、共に阿弥陀さまのお慈悲の温もりを聞かせていただきました。
今回のこの仏縁は間違いなく前坊守久子が作ってくださった尊いご縁でした。有難いことです。
皆さんのご法事もそうであります。
亡くなった故人が仏縁をくださっています。
そのことに気付きひとつひとつを丁寧にするのか、
ただなんとなく、とりあえずご法事をしないといけないと思って簡単に済ませるのか。
できることなら、丁寧に丁寧にさせていただきたいですね。
若院