近年、あおり運転や事故捜査の証拠として利用者が増えているドライブレコーダー。
開発したのは、あるお寺の御門徒さんです。
当時、十九歳の息子さんがダンプカーに追突され亡くなりました。その裁判にて証拠不十分のため、辛く、悔しい結果に。何度も何度も事故現場で目撃者探しをしたが、現れることはなかったそうです。
「あの時、もし誰かが事故を撮影していたら・・・。」
その思いが募り、もう二度と自分たちのような辛く悔しい思いをする人が出てこないようにという願いのもと、ドライブレコーダーを開発されました。
私たちが生活する中で何気なく使っているもの、身の周りにあるもの、そして、昔からある習慣などには、もしかしたら誰かしらの願いがかけられているのかもしれません。
安全な食品。肌触りの良い子供服。家事を楽にする電化製品。ご先祖の願いの詰まったお仏壇。母の日や父の日。彼岸やお盆・・・
少し立ち止まって、周りにあるものや習慣を見つめてみると、私に届いている様々な願いに気付くことができ、心豊かな一日一日を送ることができるかもしれません。