作者不明と書いていましたが、平野恵子さんという方でした。
腎癌という病気の縁により、亡くなっていかれた方でした。
そして、ご法義のある方でした。
腎癌という病気のつらさ、3人の子どもと別れていかなければならない悲しみ。。
その縁により、見えてくる世界をいただけた言葉だったようです。
母の言葉を思い出します。
世間の人は自分が死に直面したら悩む。
でも、お母さんはお浄土があってよかった
と。
膵臓癌という病気、家族と別れていかなければならない悲しみを縁として、母の味わいも深くなっていきました。
悲しみ、苦しみ、つらさは仏縁があっても変わりません。
情で生きているものが人ですから。
しかし、その悲しみ苦しみつらさをほっとくことのできない仏様がいらっしゃいました。
その仏様に出遇えたときに、同じ悲しみ苦しみつらさであっても、見えてくる景色が違ってくるでしょう。