妹が京都へ帰る前に、自分自身へ仕送り。しっかり者。
考えてみると、私が京都の大学に通ってる頃、母がよく仕送りをしてくれていました。
食べ物を中心に。
私の好きな果物。
野菜やお米。
母の手作りの唐揚げ。
これがまた、母の唐揚げ以上の唐揚げに出会ったことがないくらい美味しいのです。笑
冷凍でわざわざ送ってくれていました。
「いらんよ」って言っても送ってくれていた。
「あなたのことだから、きっと食費を削って遊ぶんでしょうが!
ちゃんと食べなさい。」と母。
図星。。。
そのときは何とも思っていなくても、「あーあれは親心やったな」と気付かされるときが来ますね。
あれはただの物ではなかった。親の思いがいっぱい詰まった贈り物だったんだな。と気づかせていただく。
こちらが「何か送って」って言わなくても、親の方から送ってくれる。
こちらが「いらん」と背中を向けても親心ははたらく。
私どもの仏様。阿弥陀様。
阿弥陀様のことを昔のご門徒さん方は阿弥陀様のお慈悲のお心が親心に似ていることから「親様」と味わいました。
普段、仏様に背中を向けて生活をしている私たち。
その私にいつでもどこでもはたらいてくださっている方が阿弥陀様。
その阿弥陀様から仕送りをいただく場が法座です。
お彼岸が近付いて参りました。
「いらん」と言わず、たまには仏様の親心「南無阿弥陀仏」をいただきにお聴聞にいらっしゃってください。
若院