2016年9月26日月曜日

習慣の大切さ


今日は隣保館保育園の仏讃。
全園児で真光寺本堂の阿弥陀様にお礼。
月に1.2回の習慣。




最近、自宅で子どもたちが仏様に手を合わせることが少なくなってきたらしいです。
それどころかお仏壇のない家が増えてきています。
祖父母も新築祝いでお仏壇を買ってあげなくなった。。。
子もお仏壇をほしがらなくなった。。。




見守ってくださっている仏様、亡くなった縁の方々に気付けなくなり、これまで脈々と受け継がれてきた先祖からの命のつながりを忘れてしまっています。



御念仏者で詩人の金子みすゞさんの詩で『お仏壇』というものがあります。
その中の言葉に
「朝と晩忘れずに私もお礼をあげるのよ
そしてそのときおもうのよ
1日忘れていたことに
忘れていても仏様
いつもみてくださるの」

みすゞさんの家庭にはお仏壇があり、朝と晩お礼を申す習慣がありました。

お仏壇はこちらがお願いをするわけではないです。お礼を申すのです。


できるだけ手を合わせ、「南無阿弥陀仏」と口にし、お礼を申す日暮しを。その習慣があってよかったなといつか思う時が来ます。


小さな手を合わせ、「なもあみだぶつ」と口にしている子どもたちのかわいく美しい姿を見ながら、
この子たちも保育園を卒園したら、手を合わせるご縁が少なくなるのだなと思うと悲しいです。


                                                                                                                        若院