2020年3月3日火曜日

3月のことば

吾子の名を
書きては消して
長き夜






『異空間の俳句たち』に紹介されている詩のすべては死刑囚が書いた詩。その中の作品。

教誨師という刑務所に入ってる方々に仏法を伝える方々がいます。
もしかしたら、死刑囚の方々は死が身近にあるからこそ、仏法が素直に受け取ることができるのかもしれません。

死刑囚の方も罪を犯した方も私たちとは何にも違いはありません。
縁があったら私も同じことをしでかす、と味わいます。
たまたま私の周りの環境がよかったのです。もし同じ環境、立場なら、、、。





この詩にはどうしようもない親心を感じる。行き場のない親心。






書いては消して






書いては消して