2018年1月17日水曜日

嬉野 明覚寺

続けて、次の日は嬉野の明覚寺様の報恩講へ。




立派なお荘厳。

















枝も葉を指して手作り。



ご門徒さんの男性陣の仕事だそうです。
それもご門徒さんからご門徒さんへと代々仕事が受け継がれていて、寺族は仏花には関わっていないそうです。

すごい。。







ご門徒さん方が作ってくださった御斎も美味しかったです。ご馳走様でした。





ご講師は藤本唯信先生。
法のひとしずく。


ご法話の中で
「あら、奥さんいつまでもかわらんねー」

下り坂の挨拶。

上り坂の挨拶なら「かわる」方がいい。
と話で出てきました。
10代の人に「いつまでもかわらんねー」というても褒め言葉にはなりませんね。「大きくなったねー」「大人になったねー」とかわる方が嬉しいこと。
それがいつのまにか、「いつまでもかわらんねー」「若々しいねー」といわれることが嬉しくなる。。

よく考えたら、人生下り坂の方が長い。
小学校の6年間と20代の6年間あきらかに感覚が違います。あっという間に時間が過ぎていきます。
聞けば、20代よりも30代。30代よりも40代。40代より50代、、、どんどんはやくなるそうですね。
それを考えるとだいたい25歳あたりが下り坂。
女性が誕生日が嬉しくなくなる頃からでしょうか?笑

私たちが目に見えているものはすべて壊れゆく。
身体も世界も。


また、思いのままにならない。身体だけでなく、心も。
いつまでもニコニコしていたいけれども、体が壊れていくのであれば、涙していかないといけない現実があります。

目に見えるものばかりを当て頼りにするのであれば、むなしく終わっていく。
最後は愚痴と後悔しか残らないかもしれません。



阿弥陀様のお心は壊れない。そのお心を聞かせていただく。そのはたらきを聞かせていただく。それがお聴聞の場。
壊れないはたらきが私に先にはたらいてくださっている。
壊れないものかわらないものに出遇った方は我が命終わるとき、むなしくは終わっていきませんね。安心なことよ。尊いことよと味わえる身にお育ていただいていけます。



真光寺は次回は永代経法要。2月16日17日。どうぞご縁いただいてください。
壊れるものの話でなく、壊れない阿弥陀様のお心、はたらきの話を聞かせていただきましょう。