ご講師は立花慈光先生。
母の里のお寺の住職です。
朝座、夜座とお聴聞させていただきました。
その法のひとしずくをご紹介。
ご法話の中でご門徒さんのご法事の有り難かった出来事をお話されていました。
お勤め、ご法話後、ご門徒さんの施主の方が皆さんにあいさつをされたらしいです。
今日は父の17回忌にお参りいただき有難うございました。
今日はご住職には懇ろならぬお勤めと丁重なご法話を有難うございました。
私一人のためと聞かせていただきました。
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中略
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父は痴呆症になって何もわからなくなりました。
あれほど仲よかった母を憎むようになりました。
お前はなんでここにおるんだ?!帰れ!と
そして、施設に。
病院のベッドに横たわる人になりました。
親父は何もわからなくなりました。
滅びていく姿を、崩れていく姿をたまらん思いで
、しかし、半ば諦めの思いでおりました。
私一人、親父の臨終にたまたま会うことができました。
そしたら、親父がブツブツ言いよる。
何て言いよっとかな?
なんて?なんて?
ひょっとしたら、言い残している遺言かもしらん。
よーく聞いてみたら、
ぼんやりした声で、中空を見つめながら、
なんまんだぶなんまんだぶ。
そして、息がきれました。
そのお念仏が雷の如く聞こえました。衝撃でした。
そして、親父の念仏が今、私をお寺に足を運ばせております。
今日はありがとうございました。
こんな挨拶を聞いたのは私は初めてでした。
法然聖人が「私を思うのであれば、念仏を称えよ。そこが私の遺跡である」
そのお念仏の中に共に相見える世界があるよ。念仏の中にお浄土があるよ。
とご法話を聞かせていただきました。
なんと有難く尊いご門徒さんの挨拶。。
お念仏いただき、お浄土いただいたことをよろこぶ。それが御供養となっていきます。
若院