2017年4月15日土曜日

四月のんの会

のんの会の花まつり。



お花は女の子たちがお荘厳。
お供え物は男の子たちがお荘厳。



中学生になった子に小学生時代ののんの会の写真をアルバムにしてプレゼント。

その中に『悉皆金色』という言葉を書かせていただきました。



京都女子大学の名誉教授である徳永道雄先生。
卒業生たちに徳永先生が『悉皆金色の願』から「ものみな金色なり」という言葉を贈ったそうです。




卒業生の女性から、ある時「この言葉によって救われました」というお礼が書かれた分厚い手紙が先生の所に寄せられました。


その女性は、卒業後に結婚され、やがて待望の赤ちゃんに恵まれます。しかし、そのお子さんは生まれながらにして重い障害を抱えていたのです。
旦那さんの親族からうちから障害をもった人間は一人も出てないなどと冷たい言葉をかけられ、夫婦仲も次第にこじれ、二人は別れることになりました。

子どもを守り、育てるために一生懸命、頑張りました。
しかし障害者への世間の目は冷たく、時には心ないことを言われることもあったそうです。
彼女はとうとう「もうだめだ。この子と二人で死ぬしかない」とまで思い詰めるのです。

呆然としたまま身辺整理をしていたところ、たまたま大学時代のノートが目に付き、何気なくめくってみると、ノートいっぱいに「ものみな金色なり」と書かれた文字が。

昔、大学の講義で聞いた徳永先生の「いついかなる時でも、いのちはみんな金色に輝いている」という言葉を思い出し、その言葉が彼女の心に響きました。
彼女は大粒の涙を流しながら、自殺を思いとどまったそうです。
道ずれにしようしている我が子も金色に輝いていると見てくださる方がいると気がついたと手紙に書いていたそうです。








「人生は山あり谷ありの人生だけども、谷底のどん底に落ちて、もう絶望だと思っているときも、阿弥陀様はお前は金色に輝いている存在なんだと見てくださっています。」


このことを忘れずにこれからの人生歩んでほしく思います。


今日の子どもたちへのお話も『悉皆金色』を違う角度からお話させていただきました。
また、子どもに聞いてみてください。






そして、来れるうちは中学生になっても高校生になっても、大学生になってものんの会に遊びに来てほしいです。
私も手伝ってくれるとだいぶ助かります。








お姉ちゃんお兄ちゃんが低学年にしっかりと作法を教えている姿が微笑ましく、なんとも頼もしく感じました。


また、こうきくんのおばあちゃんよりお菓子をいただきました。次回ののんの会にみんなでいただきたいと思います。有難うございます。



若院