2020年10月2日金曜日

お月見








中秋の名月。

みんなでお月見をしました。
白玉でお団子を娘と作り、それにみたらしときなこ味の2種類の味付けを若坊守がしてくれました。



月影の いたらぬ里は なけれども 
   眺むる人の 心にぞすむ  (法然聖人)

月を見るとこの詩を毎回味わいます。

月の光はすべてのものを照らしていますが、それをいただけるのは眺める人だけ。
それと同じで阿弥陀さまは「いつでもどこでもどんな時も」の仏様。

そのはたらきは十方衆生に届いています。
十方衆生とは生きとし生けるものすべて。

しかし、それを聴聞し、そのまんまいただけた者だけがそのはたらきに気付き、味わえます。


聞こえた者の心にぞすむ。

お互いにまたお聴聞させていただきましょう。