2019年12月3日火曜日

明日から報恩講




お供え物の準備。たくさんの方が関わってくださりました。



明日から報恩講です。



4日
昼13時半〜
夜19時半〜

5日
朝10時〜
昼13時半〜
夜19時半〜

6日
朝10時〜


御仏前をお供えしましたら、2回目以降は御仏前は必要ありません。
一度でも多くご縁にあってください。






報恩講について
 

報恩講とは宗祖親鸞聖人のご法事であり、浄土真宗の門徒にとって最も大切な法要です。
「浄土真宗において報恩講を勤めない寺は真宗寺にあらず。報恩講にお参りしない門徒は真宗門徒にあらず。」という厳しい言葉が昔から言われているほど、七五〇年以上もの長い間、大切に勤められてきました。鹿児島では三〇〇年にわたる念仏禁制の「かくれ念仏」の時代には命がけで勤められてきました。お盆やお彼岸、永代経法要がないお寺でも、報恩講だけは必ず勤めるのです。なぜこれほどまでに大切に勤められてきたのでしょうか。
「報恩」とは「恩に報いる」ということ。
報恩講の恩とは、「修行をしようという心も起こさず、自己中心でしか生きていけず、煩悩のままに日暮している私たちに間に合う仏道」を九十年のご生涯をかけ示してくださった親鸞聖人へのご恩です。
今、私たちが仏法に出遇えたのも、親鸞聖人のご苦労のたまものであります。
親鸞聖人が慶ばれた阿弥陀様の願いを聞かせていただき、そして私たちも自分にかけられた阿弥陀様の願いに気付き、お念仏を慶ぶ身へとお育ていただくことがなによりの「報謝」となります。
また、七五〇年以上もの長い間、ご先祖の方々が伝え、残してくださったこのみ教えを、今度は私たちが次世代へとつなげていくこともご恩に報いていくこととなります。
どうぞ、真宗門徒の一人として共に報恩講を大切に勤めてくだされば有難いです。