昨年は大変お世話になりました。
昨年は次女を授かり、お寺はおかげさまで賑やかになりました。
昨年の報恩講のご縁で
「カタチあるものは全部崩れていく」
と御講師の先生から聞かせていただきました。
何度も聞かせていただいているこの言葉。
地位や名誉
お金
家族
全部崩れていく。
そのどれもが大切だけども。
私自身もご法話でお話することがあります。
今回の報恩講でその言葉を聞かせていただいた時に、
ふと脳裏に浮かぶのは家族のこと。一緒に過ごせる今の有難さを味わいます。
思えば、
父と母、私たち兄弟3人、祖母、蓮ちゃんの6人と1匹の頃、お寺は賑やかだったろうと思い返します。
それがいつの間にか父と私の男2人。。
今年の真光寺は5人。そして、たまに帰ってきてくれる妹を含めると6人。
男二人暮らしの生活だった時期が嘘のように。
娘たちの声が彩る家庭に。
みんなでお朝事やお夕事のお参り。
長女はたまにお衣着て、お参りしてくれます。
そんな賑やかな今日の当たり前の日常が変わらず続くことはないんだと。
いつか別れていかないといけないんだなと思うとどうしようもなく切なくなります。
また必ず会えるお浄土があると聞かされていても、別れはつらいものです。
情があるからこそ、別れが寂しく悲しく受け入れられない。
その私を目当てとしてくださった阿弥陀様。
今年も阿弥陀様のお慈悲を聞かせていただく一年を過ごしたいと思います。
今年もよろしくお願い致します。