中秋の名月。
みんなでお月見をしました。
白玉でお団子を娘と作り、それにみたらしときなこ味の2種類の味付けを若坊守がしてくれました。
月影の いたらぬ里は なけれども
眺むる人の 心にぞすむ (法然聖人)
月を見るとこの詩を毎回味わいます。
月の光はすべてのものを照らしていますが、それをいただけるのは眺める人だけ。
それと同じで阿弥陀さまは「いつでもどこでもどんな時も」の仏様。
そのはたらきは十方衆生に届いています。
十方衆生とは生きとし生けるものすべて。
しかし、それを聴聞し、そのまんまいただけた者だけがそのはたらきに気付き、味わえます。
聞こえた者の心にぞすむ。
お互いにまたお聴聞させていただきましょう。